ACE COMBAT 5 MISSION 27『ACES』の冒頭、集まってくる味方の戦闘機達。しかし、この戦闘機達は戦場をまっすぐ通過して消えてしまいます。たいていはプレイヤーの見えないところで消えるので、気がつきにくいと言えます。
これが描写の嘘です。
この種の嘘はいくつもあります。
なぜ嘘が必要とされるのか、というと、最大の理由はPS2の処理能力が足りないからでしょう。本当の大部隊を描くには処理能力が足りないのです。
その結果として、突然消えたり現れたりする敵味方は珍しくないし、台詞上存在するはずの敵味方が存在しないことも珍しくありません。戦車大隊がたかが2両のTANKであったりすることもあります。
そして、Xbox360で稼働するACE COMBAT 6では本当の大部隊を描けるようになりました。
描写の嘘は解消されたでしょうか?
実は解消されていない!? §
ACE COMBAT 6で、レーダーマップを見ながら支援要請を行ったりすると、要請に応じる味方機が突然自機の近くに出現するように見えることがあります。
そのような描写を見る限り、描写の嘘はやはり解消されていないように思います。
ちなみに、なぜ描写の嘘がACE COMBAT 6でも必要とされるのかといえば、おそらく処理能力ではなく効果の即時性を確保するためでしょう。支援要請してから高速で駆けつけてくるのでは、タイムリーな支援が受けられません。それでは、せっかくの新機能「支援要請」の有り難みが薄くなってしまいます。
ゲームとしての爽快感を維持するためには、ハードの性能にかかわらず、やはり描写の嘘は必要なのでしょう。
感想 §
というわけで、なかなか書く機会がないストックのネタを少し書いてみました。
現在、モニタが故障中なのでACE COMBATは飛べません。PS2本体を修理に出したときは、旧PSでACE COMBAT/2/3を飛ぶという選択肢もあるし、今はXbox360もあります。しかし、モニタが逝ってしまうと本体がいくつあっても無力です。
ちなみに、VAIOで録画したTV番組は慌てて接続した液晶モニタで見ることができますが、横長ではないのでACE COMBAT 6の画像を表示するのは厳しい状況です。
……というわけで、我々に残されたものはACE COMBAT Xしかないのであった。ユジーン、またオーレリアの空を飛んでも構わないかい?